公演は終了いたしました。ご来場、誠にありがとうござました。
劇団ノスタルジアの新たな挑戦!
昨年の劇団結成30周年記念公演「月影〜ツキノヒカリ〜」で
ひとつの節目を迎えたノスタルジア。
今回は、今までとはかなり雰囲気の違う作品となりそうだ。
瀬戸内海に面した美術館に展示されている「人魚像」。
江戸時代の幻の彫り物師、右甚五郎作が遺した現存する唯一の彫刻なのだという。
しかし、奇妙なことに、その人魚は缶詰を手にしている。
舞台は、江戸、明治、大正、昭和へ移り行く中、
人魚は
人間たちの優しさ、哀しさ、愚かさ、そして残酷さを見つめ続ける。
「人はどこまで残酷になれるのか、わたしはその残酷さを見てやろう。
余すとこなくつぶさに見極めてやろう」
三百年の時を経て、人魚が手にした缶の中身は
果たして希望なのか、それとも絶望なのか。
壮大なスケールのクロニクルをブラックな笑いとアイロニーで描く
劇団ノスタルジアの新境地
「パンドラの缶詰」、どうぞお楽しみに!
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